畑に会いに行こう|ブルーベリー
ブルーベリーの基本知識
皆さん、ブルーベリーについてはどれくらい知っていますか?一般的に広まっているブルーベリーの原種は、北アメリカといわれています。当時の現地インディアンは、生果、保存食として食べていた低木果樹です。元々は日本よりも涼しい気候で生息していたブルーベリーは、品種改良によって日本でも栽培されるようになりました。
その品種の数は、日本に流通しているものだけで100種類以上にも及ぶとか。日本で栽培されているブルーベリーは、主に4〜5月に花を咲かせます。ブルーベリーはツツジ科スノキ属なので、その花はアセビやドウダンツツジに似ています。壺を反対にしたような鐘型で、白やピンクの小花が可憐。
国産のブルーベリーの実が食べられるようになるのは、品種にもよりますが6〜8月。暑さで食欲がない時でも、ブルーベリーの甘酸っぱさなら喉を通る気がします!
ブルーベリーの名前の由来は、ブルー(青い)、ベリー(核のない小さな果実)。その名の通り、濃い青色が鮮やかな果実です。実の色は、最初は緑から徐々に赤ピンク、青色に変化していきます。熟すとさらに濃く深い青色に。
ブルーベリーの品種は非常にたくさんあります。しかし、その品種の分類は大きく3つに分けられます。
・ハイブッシュ系
・ローブッシュ系
・ラビットアイ系
品種によって、それぞれ実がなる時期が異なります。そして、実がなるには受粉が不可欠。1本の樹だけでは受粉がしづらいといわれているため、同じ分類の違う品種のブルーベリーの樹を植えることで、より実付きが良くなります。
そうだ、ブルーベリーの樹に会いに行こう。
私たちが普段目にするブルーベリーは、パック詰めされたもの。もしくは冷凍。ブルーベリーが一体、どうやって樹になっているのか?できれば、摘みとってその場で食べてみたい…。今回、そんな願望をアスナロ農園・小田桐さんが叶えてくれました。千葉県野田市のブルーベリーの里へいざ、出発!
小田桐さんは、アスナロ農園で農薬にも化学肥料にも、動物性肥料にも頼らない自然農法で、野菜を育てています。また、今回訪問したブルーベリー畑も同じく自然農法。1500本あまりのブルーベリーの樹を育てていらっしゃいます。
さっそく、小田桐さんからブルーベリー狩りのレクチャーを。青色が濃く、大きい実が熟している証拠。「食べてみるのが一番!」とおっしゃる通り、美味しそうな実をパクリ。まだ酸っぱい実、渋味のある実、摘んで食べていくうちにだんだんと甘そうな実が分かっていきます。
アスナロ農園のブルーベリーの樹は、同じ年月の樹なのに高さがまちまち。大人の腰高くらいのものから、背丈をゆうに超える高さまで、みんな自由で個性を感じます。ブルーベリーの樹は、枝の剪定のお手入れが必要。摘みとりをしているブルーベリー農家の方は、人が摘みとりやすいように、高さを出さないように調節していることも。
しかし、それも人の都合。伸びたいと思っている樹を制御しようとすると、それが樹への負担になってしまうこともあるのでは、と小田桐さん。アスナロ農園では、一部だけ子どもでも収穫できるように低い木を残しつつ、なるべく高さの調節はしないようにしているそうです。
人の気配がなくなると、熟した実を鳥たちが食べにくる。始めの方にふくらむ、大きくて甘い実は、鳥の大好物。小田桐さん曰く、鳥たちは空からではなく歩きながら、下から見上げるように実を探しているそう。
鳥の目線をマネして、ブルーベリーの樹を見上げてみる。そうすると、確かに。ふっくらとした実を見つけやすい気がします!
夏の風物詩『かき氷』で一休み
ブルーベリーはそのままパクッと食べても美味しいですよね。爽やかな甘さとベリー系特有の酸味がたまらない!また、ブルーベリーといえば、ジャムやシロップにするのに人気の果実。
この日は小田桐さんが特別に、ブルーベリーシロップのかき氷をご馳走してくれました。ブルーベリーの樹々を目の前に、木陰で食べるかき氷は特別な味。暑さも一気に飛んでいきます!
実際に自分で摘みとると、より一粒一粒の味を噛み締めることができる気がします。今後も旬の野菜や果物と出会うべく畑に行ってきます!畑で見て感じたことを鮮度の良いうちにお届けしていきますので、お楽しみに。
ブルーベリー狩りの詳細は、こちらから
ご希望の方は、アスナロ農園の新鮮な野菜をたっぷり食べられる、BBQもできますよ!
※要予約
『ブルーベリーのはちみつ漬け』一緒にしてみませんか?
7〜8月は、『ブルーベリーのはちみつ漬け』のワークショップを開催しています!今の季節が旬のブルーベリーを使用。さらに「Bee-Concierge」さんの3種類のはちみつを味見していただき、お好きな味のはちみつでブルーベリーのはちみつ漬けを仕込めますよ!
開催詳細は、こちらから、随時更新していきます。